感性
Design beyond Design
感性
禅の思想
最小で最大を表現する。
貫かれる禅の美意識。

メゾンカカオが本店を構える鎌倉は日本における禅宗文化発進の地。禅は仏教の教義を超えて、人々の美意識に深く根を下ろしています。たとえば、茶道の茶室は狭く簡素で、床に生けるのは一輪の花というのが習わし。しかし、狭く簡素な空間にかえって無限の広がりを感じ、一輪の花に百輪の花にも優る華やかさを見るのが禅の美意識。メゾンカカオのシグニチャーであるアロマ生チョコレートはシンプルなキューブの形状にかぎりない色気を表現し、ミニマムでありながらチョコレートらしさに溢れます。そこに流れるのは最小で最大を表現するという禅の美意識なのです。

感性
鎌倉の自然
海も、空も、山も。
自然のすべてが工房。

静まり返る工房の中、職人がひたむきにチョコレートづくりに打ち込む。多くの人はショコラトリーに対してそのようなイメージを持ちます。しかし、メゾンカカオにおいてはクリエイションの場は工房にかぎりません。むしろ、工房の外から着想を得ることも多いのです。ウグイスのさえずる小道も、楓の色づく切通しも、すべてがクリエイションの源。とりわけ鎌倉の海と空はわたしたちに多くのインスピレーションを与え、新たな製品づくりの志気を高めてくれます。メゾンカカオでは海と空への畏敬をブランドカラーのブルーに表現しています。

感性
コレクション
コレクションは
未来へのプレゼンテーション。

メゾンカカオでは年に一度「コレクション」を開催し、その年のテーマに基づく新作チョコレートを発表しています。テーマは一年かけて練り上げ、磨き上げたもの。そして、その年ただ一度きりのもの。コレクションは未来への意志であり、過去の焼き直しでは未知の地平を切り拓くことはできないからです。毎年異なるテーマを設定していけば、その幅は少しずつ狭くなることも事実。しかし、100年経てば100のテーマが積み重なり、それはブランドの確かな軌跡となる。そのような想いと共に毎年コレクションと向き合っているのです。

感性
プレゼンター
体験のデザイン。
あるいは、おもてなし。

メゾンカカオにおけるデザインとは製品などの形あるデザインにかぎりません。お客様の体験をより豊かにすること。それもまた、わたしたちにとってはひとつのデザインです。店舗の外観、製品のディスプレイ、店内の色使い、ショーケースの高さ、パッケージの形状や質感や美しさ。そのすべてに徹底して心を配るのは、想像を超える驚きと感動をお届けするため。体験をより豊かにするというのは、言い方を変えれば、お客様ひとりひとりに寄り添い、心を尽くすということ。そこには日本古来のおもてなしの精神があるのです。