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【ショコラティエインタビュー】 ショコラティエ/パティシエ

「おいしい製品をつくることで 多くの人を幸せにしたい」

シンプルを追求すること

メゾンカカオの創作の特徴のひとつは「アート」を重視する点だと思います。製品パッケージの美しさはもちろん、アロマ生チョコレートのこれ以上ないほどシンプルな四角形にも、アートを重視する美意識が流れています。代表の石原がいうのは「とにかくシンプルに」。それは製品の造形だけでなく、製造の工程に関しても、です。なぜメゾンカカオがシンプルさを突き詰めるのかというと、それはブランドの志に関係しています。メゾンカカオには「100年続くブランドを」という創業以来の志があるのですが、100年という長いスパンで考えると、複雑なものは淘汰されていく。作業工程が煩わしいものは製造効率が悪いし、味に関してもシンプルでおいしいもののほうがやはり長く愛される。そう考えると、メゾンカカオの志向するアート性は「100年続くブランドを」という志に根ざしているといえます。僕自身お菓子の持つアート性に惹かれてこの世界に入ったところがあるので、おいしさはもちろん、美しさも表現できる製品をより多くのお客様に届けていきたいと思っています。

愛される製品をつくるよろこび

現在はショコラティエとして製品の製造と開発に携わっています。製造を担当しているのは生ガトーショコラやバブカなどの定番の製品。定番というとずっと変わらぬ味と思われるかもしれませんが、じつはつねに進化しているんです。新しい材料や製法を試しながら、お客様も気づかないほど微妙なレベルで改良を重ねています。一方、開発に関しては、メゾンカカオでは定期的に新製品の開発会議が開かれます。そこで提案するための新製品をつねに考えている感じです。営業が終わった後のキッチンを使って、ひとりでコツコツ試作品を形にしてみることもあります。チョコレートバンクの「バブカ」も、そのようにして生まれたもの。おかげさまで今では定番品として多くのお客様に愛される製品になりましたが、自分が開発に携わった製品が売れるというのはやはり嬉しいし、ますます仕事をがんばろうという気にさせてくれます。

ブランドのシグニチャーをつくる

メゾンカカオに入社する前、他店で働いた経験が9年ほどあるのですが、メゾンカカオ特有の社風として、チャレンジのしやすさがあると思います。個人経営の小さなお店ならともかく、この規模の会社でそうした気風が徹底されていることに最初は驚きましたが、今はこの環境が自分にすごくフィットしていると感じています。そしてまた、メンバーみんなが情熱的でチームワークを大切にするところもメゾンカカオらしい雰囲気といえます。僕はパティシエとして入社し、その後ショコラティエになり、今は自分のチームも持たせていただけるようになりました。自分自身の成長を感じるとともに、今ではチームリーダーとしての意識も芽生えてきたように思います。部下の成長を自分ごとのように感じられ、そこにすごくよろこびを感じる。メゾンカカオに入ってから、お客様の期待を超えるようなおいしい製品をつくって、多くの人を幸せにしていきたいと考えるようになったし、今はブランドのシグニチャーとなる製品を生み出すことで100年後も愛されるものづくりをしていきたいと強く思っています。

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